【インド登山】トリウンド 2泊3日 Triund @ Dharamsala

インド旅行

おそらくデリーから最も行きやすい それなりの山、トリウンド@インドのダラムサラ(or ダラムシャーラー)。
以前週末のみで日帰りで行きましたが、今回は山頂に1泊するプランで行きました。

ダラムサラはここ

デリーから飛行機直行便で1時間ちょっと。
夜行バスだと10時間くらい


トリウンドの登山ルート

①Gallu Devi Temple ルートと ②Bhagsu村ルートがあります。
Triundに到着したあとも元気があればその先のSnow Lineというところまで行くルートも人気です。

1.Gallu Devi Templeルート

Gallu Devi Templeという小さなヒンドゥー教寺院がスタート地点の目印。
マクロードガンジのホテルからこの寺院までタクシー600ルピーでした。
(荷物預けるついでにホテルのフロントに聞いたらすぐ手配してくれました)

比較的ゆるやかで眺めがよく、距離も短いです。登り4時間くらい。
一本道でわかりやすかったです。

寺院を右目にチラ見👀 しながら進むと登山開始


中間地点に1軒だけ、小さなチャイ屋あり。

チャイ屋からの眺め




2.Bhagsu村ルート

Bhagsu村のBhagsu Naag Templeの先、滝の麓のShiva Cafeがスタート地点の目印。
けっこう急な登りで大変そうです。こちらも眺めは良く、距離長くて急なところもあるので登りごたえはありそう。
下りの時にちょっと分岐間違えて迷いました。

↑のGallu Devi ルートは途中でお店が1軒しかありませんが、こちらのルートは何軒もありました。

下りの眺めが良い(休憩中)

Shiva Cafe付近の滝


わたしはGallu Devi Templeルートから登り、Bhagsu村ルートで降りましたが、その順番で良かったと思います。Gallu Devi Templeルートから登ると、目的地のTriundに到着する最後の最後まで壮大な雪山が一切見えず、最後に急にドーンと現れる感じが良いです。





Bhagsu村ルートから下る時は360℃パノラマで眺めがとても良かったので、ゆっくり眺めを楽しみながら下ることができました。こちらから登る場合、壮大な雪山が途中からもう見えてしまうので、最後の方は眺めが変わらずなかなか着かず精神的にアレかなあ?と感じました。

(いや、雪山眺めながら登るのも良さそうかぁ)



あと、Bhagsu村ルートから登る大量のインド人とすれ違ったので、こちらのルートだと人多いかも。


あとあと、Bhagsu Naag Templeがちょっと規模のある寺院なので周りが城下町のようになっており、パーキングもあり、タクシーが待機しているので、下山後すぐ乗れました。Gallu Devi Templeのほうから降りた場合、タクシー捕まえるの、ちょっと大変かもしれないです。

トリウンド登山の難易度

麓からは登り800mくらい、道はわかりやすく歩きやすいのでそういう意味では初心者向けですが、Triundの標高は3000m近くあるので、ちょっと息切れと高山病で大変でした・・。
今回Triundに泊まる前提だったので防寒着などで荷物も重かった。。

ガイドは付けなくて大丈夫!です。


インド人は、こちらが心配になるくらいの超軽装!で登っている人が多いです。

階段になっているところも多く、けっこう道が整備されている





4月上旬の気候

日が出ている日中に登っている時は半そでで大丈夫でしたが、Triundに到着して日が暮れたらびっくりするくらい寒くなりました! エベレストBCトレッキング(-20℃)も耐え抜いた、私の持ちうるすべての防寒着を持っていきましたが・・ テントはやはり、寒かったです。(高山病にもなったし)
ダウンパンツも履いて、ホッカイロを貼って、やっと寝ることができました。

この時期はシャクナゲのお花が沢山見られて綺麗でした!

これをお茶にすると血圧を下げる効果があるから、お母さんのために持って帰るのだと言って、摘んでいるインド人がいました。

※シャクナゲにもいろいろ種類があるみたいですが、葉っぱは強めの毒が含まれているらしいので注意!



ちなみにシャクナゲは、英語でRhododendron、ロ-ドデンドロンと言う・・なんかすごい名前。


一度聞いたら忘れられない、ロ-ドデンドロン♪



雨は全く降りませんでした。


予約なしでテント借りれました

本当はロッジに泊まりたかったのですが、旅行前にロッジのオーナーに問い合わせたところ、麓からガイドを付けて、ごはんも付いて、すべてパッケージになっているとのこと。しかも、電気も水もない、ただの小屋なのに(ベッドと簡単な毛布はある)、1人あたり3500ルピー・・。

テントはもっと寒そうだから小屋がいいなあとは思いつつも、ガイドはつけたくないし、やっぱりクオリティに対して料金が高すぎるなぁとモヤモヤしたので、とりあえずTriundに行っちゃってからロッジあいてるか聞いてみようという作戦にしました。

テントレンタルもけっこうあると聞いていたので、さすがに何かしら泊まるところはあるだろうと信じて・・寝袋と防寒着だけ持っていきました。

結果として、到着が18:30と遅かったこともあり、ロッジは満室だったのですが、1200ルピーでテント借りることができました。少しくらいならテントたてる場所を移動することもできて、座布団のような厚手のマットと寝袋付き♪


トイレは無いので青空トイレです🙄


トイレは岩の裏に行って・・。



このへんのチャイ屋というか、小さな商店が、ロッジやテントのことも管理しているようです。このへんの店員さんに聞けばテント借りれるはず。
(まあ〜、すごい青空!)

水や袋麺、クッキーなどは小屋で買えました。
マギーというインドの国民的袋麺(カレー味)やサンドイッチなどは調理して出してくれるようです。

簡単な雨ガッパなども売ってました。
お湯は 1L 80ルピーで買うことができました。




ロッジ+ガイドのパッケージを予約したい方はこちら↓
Whatsappも対応しています!



ロッジに泊まった人によると、電気も水もなく、激寒で、かろうじて屋根があるだけの小屋、という感じだったそうです。


テントも事前手配できる模様。







インドの山に、静寂を求めてはいけません!

デリーなどの喧騒から逃れるために、山を求める人もいるかもしれません・・

が!

インド人にとって、山=お酒や、ポータブルスピーカーを持ち寄り、パーティするところ!
という感覚の人が多いです。
特にテント泊の場合。

テントは防音機能ゼロなのに、インドのダンスミュージックが信じられない大音量でかけられ、酒瓶やスナックのゴミが散らばっている・・ 場合が多いです・・。


↓参考:インドの大学生グループの大音量スピーカーに悩まされて全然眠れなかったテント泊の話


※いくらblogは旧ブログからお引越し中


私がTriundに到着した時も、大音量の音楽をかけているグループがいたし(でも夜には静かになってくれたので本当に良かったです)、下るときにはウクレレを背負っている人を何人も見かけました。



インド生活で最も大事なこと、それは「期待しないこと」。


もしかしたらパーティしているグループがいるかも・・!と心の準備をしてから登ることをおすすめします🙋🏻‍♀️





高山病で何も食べれず・・

明るいうちに着いてよかった!
18:30頃でギリこんな感じでした。

デリー(標高240m)からダラムサラ空港経由、Mcloadganj(2000m)からTriund(2800m)まで、1日で一気に行ってしまったからか・・

Triundに着いた時には、ヘトヘトに疲れているのに、気分が悪くて何も口にする気が起きませんでした。

日本から持ってきた貴重なカップヌードル、山で食べるのを楽しみにしていたのに・・お湯を入れて3分待ってさあ食べようとなってから、フワフワの卵一口食べて「キモチワルイ・・タベレナイ・・」状態になってしまいました・・。


頭も痛いし、これは高山病だあと思って、持って行っていた高山病の薬・ダイアモックスを1粒飲みました。


※ダイアモックスは、インドでは処方箋無しで激安で入手可能。

1シート(15粒)、なんと59ルピー(100円)!



アイラ島で買った、とっておきのウイスキーと、ウズベキスタンで買った、とっておきのコニャックも持って行ったのに、一滴も飲めず。残念すぎる・・😔

ヘトヘトなのに何も口にしないのは絶対良くない、けど本当に吐きそうで何も食べたくない・・
そんな状態の中、一緒に行った人が持っていた紅茶と砂糖はなんとか口にすることができました。

非常食に砂糖を持っていくという考えはなかった!
おかげさまで、少しでもカロリーを摂取することができて、助かりました。
これから山に行くときは、必ず砂糖を持っていくことになりそう。

ダイアモックスが効いたのか、頭痛はだいぶ解消されましたが、副作用が強くて、夜中に激寒のなか2回ほど寝袋から出てトイレに起きるハメになってしまいました。
ダイアモックスの副作用である利尿作用がとても強くて、とても我慢できない強い尿意に襲われ、1Lくらい出たんじゃないかというくらい大量の・・

(熟睡して息が浅くならないように、トイレのためにちょこちょこ起きることは良いことなんだと、聞いたこともあります)

満月の月明りが眩しすぎて、ヘッドライトなくても青空トイレ行けちゃう

(星空撮影会するために一眼と簡単な三脚を持って行ったのに、月が明るすぎて全然楽しめませんでした。月の満ち欠けカレンダーもチェックしなきゃだった!)




ダイアモックス半分に割って飲んでも良かったのかも。
ネパールではそうしていたのに・・ あまりにも気分が悪かったので、一粒飲んでしまいました。反省。



翌朝起きたら気分が少し良くなって、食事も少し摂ることができました。

朝の、テントからの景色✨



Bhagsu村ルートから下山

朝のチャイ屋

本当はもっと上の Snow Lineまで2時間ほど往復してから下山予定だったのですが、とてもそういう気分にはなれなかったので、Triundからのんびり下山することにしました。

8:30頃出発。

奥の丘を越えていくのがBhagsu村ルート




こっちには沢山のテント場が!
これはパーティーが賑やかそうだ・・・


途中でコーヒー休憩、
というか、せっかくコーヒーを持って行ったので飲んでおきました。
ここのチャイ屋も、お湯1L 80ルピーでした。

Bhagsu村ルートはチャイ屋など休憩所が沢山。

ここにもテントが





スタート時間も遅めかなりのんびり降りたこともあり、麓に近くなるにつれて、ワイワイガヤガヤ、インド人の団体が沢山・・
(インド人は基本スタート遅めなので、お昼〜夕方に登り始める人が多い。 何故!)


こちらのルートは登りがキツいこともあり、階段などに腰掛けて、道を塞いでいる人も。


そして、無意識に、そんなワイワイガヤガヤを早く抜けたかったのかな・・
普通に道を間違えて、崖っぽい方に出てしまいました(それも2回、同じ失敗を繰り返した)

まったく、ひとけがなく静かになっても、なんとも思わずけっこう進んでしまったので
気づいてからまた登るのツラかった・・。




14:00頃にはShiva Cafe 着。


ちなみに、ほぼ麓で、すれ違いざまに、「あとどのくらいでTriund だ?」と聞いてくる人たちが何人もいました。
彼らはまだ、始まったばかりなのに!

さすが、無計画。😌






この、チル感溢れる「シヴァカフェ」が見えたらもう終わりです。
あとはゆるやかな道を通って、Bhagsu Naag Temple のパーキングでタクシーを捕まえればOKです。

そこからマクロードガンジのホテルまでのタクシーは、300ルピーでした。



Triundで1泊するのと日帰り、どちらがいいか?


Triundに泊まろうとすると、防寒着などで荷物が増えて、重いリュックを背負っていくと体力の消耗が激しい・・ので、
日数に余裕がなければ、日帰りで良いかな〜と思います。

夜は星がとてもキレイだった✨ という話も聞くので、今回の私のように満月の日でなければ、Triundに1泊してもいいかも。

いずれにせよ、マクロードガンジに前泊し、少しの高度順応をしてから(Sunset Cafe など、のんびり過ごせる場所はいろいろありそうです)、翌日の早朝に登り始めるのが一番良いと思いました。


【ベストだと思うプラン】

1日目:デリー→ダラムサラ→マクロードガンジ泊
2日目:Triund(4時間)→ Snow Line (2時間)→ 下山(3時間?)
     →マクロードガンジ or ダラムサラ泊
3日目:デリーなどへ戻る

あっ・・!体力のある元気な人は、夜行バスで朝6時にマクロードガンジ着、でそのまま登れるかなあ・・
やっぱり1泊してから登った方がいいかとは思いますが・・体力さえ許せば、金曜夜にバスで出発して、日曜日に飛行機で帰る、というプランもありかも。

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https://www.zingbus.com/

私たちは高山病に悩まされましたが、もちろん、同じように当日着いていきなり登ってもなんともない人も沢山います!



マクロードガンジ ぶらぶら

16:00頃にはホテルに着き、シャワー浴びるなどしてマクロードガンジの繁華街へ

山が見える通り、良い


石(パワーストーン)屋やストール屋さん、どこにでも出現する、カシミールから来た布屋さんなど。


Tibetan Kitchenというところに行ってみましたが・・
まあまあでした。お酒の提供なし。
(優しいチベット料理を期待したけど、インド人好みの濃ゆい辛い味付けだった、、)

チベットの蒸しパンだけ美味しかった♪

ので、酒屋でビールを買ってホテルへ。
酒屋は簡単に見つかりました🍻


ホテルの部屋にはベランダがついていて、キラキラの夜景を独り占めできる✨



マクロードガンジのホテル、Norbu House は超おすすめです


チベット感のあるデザイン、そしてインドの 6000ルピー前後のレベルでこんなに清潔感のあるホテルがあったのかと感動するくらいキレイなホテルでした。

特に部屋からの眺め、ベッドシーツの清潔感のある香りと、充実したお茶・コーヒー・軽食アメニティが良かったです😍



良すぎて写真沢山撮りました

朝食会場♪ 全部美味しかったけど特にチーズケーキ美味しかった!
お花もメンテされていてキレイ
チベット寺院のようなデザインの、併設レストラン





繁華街に近いけど、ちょっと奥まった崖沿いに位置するので、ホテル周辺はとても静か。
フレンドリーなオーナーの方々はいろいろと融通がきき、タクシー手配なども完璧で大満足✨

近くに日本食レストランがあるみたい。
行きたかったのですが、時間のタイミングが合わず、残念。
次回は行きたいと思います~

Booking.comより直接予約がお得です。




次回・・・?

トリウンドは本当に色々とちょうどいい山なので、2回登ったけどまた登りたいと思っています。
Snow Lineまで行けなかったので、リベンジ!


空港までのタクシーもホテルフロントで予約でき、1200ルピーでした。

海外の登山記録アプリは All Trails か Gaia GPS

日本で登山のときに使われる、Yamapやヤマレコのような、ルート作成&記録アプリ!

まだまだ色々試せていないのですが、いまのところ、All TrailsGaia GPSが良いかなぁと感じています。

ヤマレコのように時間を含めた細かな計画を作成することは(たぶん)できないのですが、ルートの確認と正確な記録はできそう。

これは Google map の「タイムライン」機能。瞬間移動したように直線になってしまうこともしばしば。



これはGaia GPS の記録。濃い水色と薄い水色が実際に歩いたところ。ちょっと切れちゃっているところもありますが・・かなり細やかに記録されています。

←濃い青が予定したルートで、水色が実際のGPS記録。道を間違えて無駄な往復しちゃったところ、シッカリ記録されてました。

PCブラウザでルート作成、スマホアプリと連携できるみたい。
これからも積極的に使用していき、いつか、使い方など解説できるようになればと思います!

All Trails
https://www.alltrails.com

Gaia GPS
https://www.gaiagps.com

どちらも、地図のダウンロード(オフライン使用)などは年間4000円くらいのプレミアムコースに入会しなければならないです。

アプリのインストールや地図のオンライン閲覧は無料で、プレミアムコースも1、2週間だけは無料トライアルできます。



今回の旅程まとめ

1日目
フライト デリー→ダラムサラ(Kangra)(直行便) 9:45-11:10 SG-2937
12:30 Mcload Ganj 着
14:30 トレッキング開始
18:30 トリウンド着 テント泊

2日目
8:30 下山開始
14:30 ふもと着
15:30 Mcload Ganjのホテル着

3日目
9:30 ホテル発
12:35-15:00頃 (チャンディーガル経由で)デリーへ。


エア・インディアのLCC、アライアンス・エアの機体。窓が汚すぎる・・
同じ機体で、乗り換えないタイプの経由便だったと思います。




おわり




☕️次回は南インドのコーヒー農園に行ってみたおはなし☕️🌴

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