雲の王国 Mussoorie

インド旅行

デリーから気軽に行ける距離で、インド人にも人気の観光地。



Mussoorie(マスーリー)はここにある

ハリドワールやリシケシュより少し北の、山の中にあります。

Mussoorieという名前がなんかカワイイ。
Googlemapでは「マッソーリー」、地球の歩き方では「ムスーリー」と書かれているけど、
発音は「マスーリー」が正しいと思います。



デリーからMussoorieの行き方

デリーからMussoorieは300kmほどの距離。

デリーから出ている電車やバスは、どれもMussoorieより手前の「Dehradun(デラドゥン)」までしか行かないので、
Dehradun⇔Mussoorie間は、小さなバス(予約不要)に乗り替えて、1時間~1時間半ほど、山道を進む必要があります。

デリーからデラドゥンは…

・飛行機
所要時間1時間、朝から晩まで色々な航空会社が飛ばしているので、土日のちょっとした旅行にも良さそう。

・電車
所要時間6時間~、 料金片道215ルピー(370円)~。
早朝初もあるし、夜行列車もある。

・バス
所要時間7時間~? 料金片道300ルピー(500円)~。
バスはちょうどいい時間の夜行便がないかもしれません。

帰りは昼間のバスを利用しました(あらかじめ予約した)が、アホみたいな渋滞に巻き込まれたりして、到着が予定より2時間遅れ。

でもなんだか大きな大きな公園のようなところを通ったりして、眺めがなかなか良かったです。


DehradunからMussoorieは…

バス乗り場はDehradunの駅のすぐ近くにあります。
駅を出て、「マスーリー行きのバス」とその辺の人に訊けばすぐそこに。

ほんとにすぐそこなので、オートリキシャの人が寄ってきても無視したほうがいいです。

デラドゥン駅。
ミニバス用のチケットを買うカウンター。

デラドゥンからMussoorieまでのミニバスに乗るには、カウンターでチケットを買う必要あり。

座席指定できるので、
『ウィンドウサイド』とか、ヒンディー語だと『キルキーワーラー』と言うと、窓際にしてくれます。

朝5時から、夜19時ごろまで、30分おきに運行しているみたいなので 夜行列車で早朝着いても大丈夫!

バスに乗れなくても、相乗りタクシーとか、きっと何らかの方法があるので大丈夫。笑

バスからの眺めはとても良かったです◎



夜行列車の予約に失敗。相席のみで、寝れず。

私はデリー→Dehradunまで、電車で行きました。

23:50発のNANDA DEVI EXP

インドの電車、レトロ感がカワイイ


1週間か、2週間前に予約した時には、既に満席で、キャンセル待ちでした。

ネットで予約した電車のチケットのステータスにはずっと「RAC」と表示されていました。

乗車の

3日前 RAC 41
2日前 RAC 35
1日前 RAC 24

と、着実に繰り上がってはいたのですが(RAC41は、あと41人キャンセルすれば席が確定されるということ)、ついに当日になってもRACステータスのままでした。

夜行列車などは長い席が一人1席使えて横になって寝れるのですが、
RACというステータスの場合は、「その長い席を2人でシェアしてね、横にはなれないけど、二人で座れるよ」、という席だそう。

もし、それは嫌だなあ、と、多くの人がキャンセルし、当日までに見事数字が繰り上がれば、一人で横になって寝れる。

私は当日になってもRAC18くらいで確定されてしまったので、シェア相手が何らかの理由で来れないことを祈りましたが、
やはり来てしまった…

しかも向かい合って座るスタイル。けっこう狭いし。眠れず。

この椅子は、下の部分を伸ばして固定すると平らなシングルベッドになるシステム。足を伸ばせないくらいの距離感。狭い。

途中の駅で降りる人もちょっとだけいたので、相席だった彼は空いたベッドに移動し、深夜3時ごろ、ようやく横になって眠れたのでした。

3ACクラスには厚手の毛布やシーツ、枕がついている!


インドの電車に関してのおまけ情報1

遅延が多いインドの列車ですが、乗る駅が始発の列車ならほとんど遅延しません!

(出発してから濃霧が発生してタラタラ、途中で止まっちゃったりして、到着が遅れることはあるかもしれないけど…
殺伐とした駅で、いつ来るかもわからない電車を待ち続けるよりはずっといいです。)


インドの電車に関してのおまけ情報2

SL(スリーパー)クラスは、安いですが、民度・清潔感・治安の面で無理な人も。。
私はあのごちゃごちゃ感が好きです。窓も開閉自由。

でもやっぱり、
3ACクラス~はだいぶクオリティが上がって、毛布はつくし、他の乗客も感じもそこそこ安心できる雰囲気でした。

3AC クラスの窓は開かないです。埃っぽいインドの空気いやだから、そっちのほうが良い人もいるかもしれません。

座席横の窓は開かないですが、各車両の端っこについている乗車口のドアはたぶんいつでも空いているので、そこで外の空気を吸ったりできます👍🏻

乗車口に、フルネーム入りの予約一覧表が貼りだされるので、確認して安心して乗れました。



Mussoorie で泊まったホテル

Hotel Natraj Palace
1泊1部屋500ルピー(860円)。

この値段帯のホテルのアメニティはだいたい、石鹸とトイレットペーパー、バスタオルのみ。

安かろう悪かろう。 スタッフがいちいち部屋をノックしてきて「チャイのむ?」「晩御飯は?」などと確認してきてううるさい!

外国人と絡みたがり、とかではなく、単純にいろいろ段取り悪くて何回もくる感じ。

でも、シャワーからアッツアツのお湯😳  がでるところは良い。

部屋には窓がついていませんでしたが、フロント横のテラスからの眺めは良かったです。
(1000ルピーの部屋には窓がついている)

タオルは汚くてボロボロの穴あき、部屋はなんだか湿っぽい、ので、潔癖の人は無理かも。

私はボロボロタオルでも、洗濯した感があって乾いてればOKなほう。布団の汚さも気にならないほう。


もっと汚い話をすると、シャワー使ってないのにお風呂場の排水口に髪の毛がたまっている、つまり前に泊まった人の髪の毛がそのまま残されていたのですが、

私は「あ。」とは思うけど大丈夫なほう。

レストランで注文したミルクコーヒーにハエが溺れてて、「あ。」って思うけど、ティッシュでハエを救出すれば、引き続き、そのコーヒー飲めるタイプ。


インドのハエはでかい。

バックパッカー向きの身体だ!と思いました。



Mussoorieの観光

素敵な風景を見下ろしながらの街歩き、そして、ロープウェー、、、 のみ?

とにかく、1日~2日にとてもちょうどよい、コンパクトな避暑地なのでした。

朝ついたバスからホテルまでの道中、大好きな揚げ物(ブレッドパコラ)を朝ごはんに。


ロープウェー乗り場はメイン通り沿いにあるのですぐ見つかりました。ホテルからも近かったです。

30分くらい並びそうな列だったけど、シングルライダーなので優先されてすぐに乗れました。😉

ロープウェーで上った丘の上の広場では、軽食やチャイ、コーヒーなどを出しているレストランはありました。

アルコールがないのが残念。

霧の中の奇妙な公園。
この人形と一緒に写真を撮るには、1回20ルピーを納めなければならないらしい。



30ルピーで伝統衣裳コスプレもできる



たまーに雲が晴れて絶景が現れる!

写真屋さんが、絶好の撮影ポイントで、1枚10ルピーでシャッターを押してくれました。

ついでに一眼レフの使い方も教えてくれました◎




やはり雨が降ると寒い!
少しばかり涼しいとは予想してたけど、涼しい予想を通り越して、寒い!

避暑地なので坂道多いかなと思ってトレッキングシューズで行ってよかったです。
直前まで悩んでいたビーサンで行っていたら、寒すぎて凍えてました。

同じく直前まで悩んでいた、カーディガンも持っていって良かったです。
昼間でも曇っていたら半袖+カーディガン+レインウェア(防水ジャンパー)が、ちょうどいい感じ。

現地の人もセーターとか、ダウンベスト着てました!

しかし!翌朝は小雨降っていたにもかかわらず、半袖でもokなくらい暖かかったです。

たまたま前日が寒かったのか?乗ってきた電車の冷房で身体が冷えたのか?

わからないけど、デリーよりずいぶん涼しい避暑地であることは実感しました。



気候

昼間で↑のような格好をするくらいなので、一日中動けるので良かったです。

夏のバラナシやポンディシェリなどでは、暑すぎて外に居てられない!となってホテルで昼寝パターンが多かったので。

途中雲の中のような濃霧に包まれたり軽く雨が降ったりしたけど、それはそれで楽しめて、
眺めがコロコロ変わるので、同じ道を3回くらい往復しても飽きませんでした笑

天気予報ではずーっと雷雨、降水確率70パーセント、のような表示がされていたけど、そんなことはないです。
(ゴアの時も同じく。ほとんど晴れだった)

雨期後半(8月、9月)は、もっと雨が激しくなって、毎年その辺の山で地滑りやがけ崩れ、増水、バスの転落、のニュースが流れるので、その時期に行くのはあまり良くないと思います。



シーズン

ベストシーズンは5月~8月、
ミドルシーズンは8月~10月、
11月~はオフシーズンだそうです。

オフシーズンであろう雨季に、あえて山に行って、活き活きした緑や、山にかかる雲の景色を楽しもう!という魂胆だったのですが、オフシーズンではなかったようです。笑

冬は、デリーでもかなり凍える寒さになるので、
ここは寒すぎたり雪が降って道路が閉鎖されたりしちゃうんじゃないかな(想像)。




酒屋は街中に普通にあった

道端のバターコーンをおつまみに。最高





モデルプラン

1日目

6:00 夜行列車がデラドゥンに到着。
6:30 ミニバスでデラドゥン発。
8:00 ミニバスがマス―リー着。
9:00 ぶらぶら歩きながらホテルへ向かい、チェックイン。
~13:00 ホテルで昼寝。
14:00 ランチ。
霧(雲?)が凄かったので、何も見えず。
ホテルに戻ろうとしたら、晴れてきたので、引き返して、ロープウェーで山頂へ。
18:00頃 ホテルにもどる。

2日目
10:00- ホテルでる。
10:50- バス、マス―リー発
12:30- バス、デラドゥン着
(バス乗換、待ち時間)
13:30- バス、デラドゥン発 (とは言っても、発車してすぐ渋滞したりガソリンスタンドでグダグダしていた)
15:00頃、 アホみたいな渋滞にはまる
18:00頃、軽食休憩。
22:00頃、デリーのバススタンド(カシミーリーゲート)着。
デリーメトロにて帰宅。


そんな感じで帰りは丸一日かかってしまったのでした。
しかし、私が乗った電車は600ルピー(1000円)、バスは520ルピー(900円)、
300km を往復移動してこの値段は安いのでは?





その他の写真

どこにでもいる牛



どこでも寝てしまう野良犬たち 1




どこでも寝てしまう野良犬たち 2




野生の猿の親子




もやもや散歩中に入ったレストランで食べたドーサ。
北インドにわざわざ来て、南インド料理を楽しむ





コロコロ変わる空模様に、何度もシャッターを切ってしまう!





おわり





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