頭にターバンを巻いた「シク教」の聖地・アムリトサルにデリーからの1泊2日旅行。
アムリトサルはパキスタンとの国境近くの街でもあり、毎日国境の門を閉鎖するセレモニーを見学できることでも有名です。
アムリトサルの場所と、シク教について
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参考:シク教(Sikh) 割合
上の紫のところがSikh=シク教徒の割合
インド人といえばターバンのイメージだけど、宗教的理由でターバンを巻いている人の割合はとても少ない!
(その他に、砂漠地帯の人たちも布を巻いているけど…)
デリーからの行き方
1)飛行機 片道8000円くらい 所要時間1時間
2)列車 片道500~1500円くらい 所要時間7時間~12時間
3)バス 片道1000円~4000円くらい 所要時間7時間~10時間
値段や時間に幅があるのは、選択するクラスや列車の種類によって変わるからです。
私は列車”3ACクラス”で、夜22時発~朝7時着の夜行列車に乗ろうとしたのですが…
(3ACクラスより上は、窓が開かないので埃っぽくなく、ブランケット・枕・シーツつき。)
列車は運悪く、7時間も遅延(!)
その間何をしてたかって、駅のホームをうろついたり24hと書かれているマクドナルドのイスに座ってiphoneに入れた動画を見たりしていました。
(過去にバラナシで16時間遅れを経験したことがあります。笑)
治安の悪そうなオールドデリーを夜中にうろつくわけにもいかないので…
他のインド人も大勢、駅舎内で待機。ホームにビニール敷いて寝てた。
(インドの鉄道駅はチケットなしでホームまで入れるので、ただのホームレスの可能性も?)
7時間遅延しても、16時間遅延しても、やっぱりまた乗ってしまいたくなるインドの列車。朝ごはんやチャイやおやつや本や色々なグッズを売りにくる人が頻繁に通るし、横になって寝れる座席は割と快適なんです…
復路は飛行機でしたがアムリトサルの空港は市内に近く、車で20分ほどなので便利!
飛行機はLCCではないJetairways を利用したので、たった1時間のフライトなのに大急ぎでカレー味のチキンロール配られました笑
久々にLCC以外に乗ったのでびっくり。美味しかった。
(JetAirwaysの空港スタッフの対応は評判が良くないけど、乗務員や機内サービスは最高。)
※その後、JetAirwaysは倒産したので現在は運行していません。
列車や飛行機は遅延することが多い…
時間に限りのある人は、on timeを売りにしているIndigo airを使用するのがいいと思います。
観光
ワガ国境(アターリー国境)
入場無料。
パキスタンとインドの国境で、毎日日暮れ頃の時間に門を開き、パレードを行います。
私が行った時は17時開始でした。
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↑個人的に?インド国旗を持ち込んだ観客が遅れて入場し、盛り上がるインド側の客席
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↑軍人のパレード
ワガ国境への行き方・・・
ゴールデンテンプル(黄金寺院)付近に、「ワガボーダー?ワガボーダー?」と声をかけてくる怪しいインド人が沢山うろついています。彼らについていけば一人100ルピー程(約170円)で、乗り合いのジープやミニバス?に乗って、50分程でワガ国境まで連れて行ってくれます。
狭い護送車のような車にギュウギュウに詰められて、ちょっときつかった。
最初声を掛けられた時は、安すぎて怪しい!と思って全力でお断りしてしまったのですが何人に聞いても皆100ルピーと言われたので、それが相場のよう。
ホテルに聞いたワガ国境までのタクシーは1台1300ルピー(約2200円)だったので、複数人のグループならタクシーの方が快適。
ワガ国境に着いてからも荷物検査を3回もしたり、荷物預けたり、中に入る列に並んだりと、なにかと時間がかかるので、市内(ゴールデンテンプル付近)を15時頃には出たほうがいいみたい。
荷物に関しては携帯電話とお財布・カメラしか持ち込めず、ちいさなポシェットなども持ち込み禁止。携帯電話と財布しか入れてません!と、中身を見せても、やっぱりポシェットは禁止。
泣く泣く来た道を戻り、荷物預り所に30ルピー(約50円)で空のかばんを預け、手持ちで携帯電話と財布を持っていく事に。。 一眼レフカメラは持ち込み可です。
パレードは、これを見るためにわざわざデリーからはるばる来た価値があったなあと思える、見応えのあるものでした。
インド側とパキスタン側、両方でそれぞれ大音量で楽器演奏&声援をかけながら各々のパレードをやるんです。
2重、3重の鉄の柵のすぐ向こう側にはパキスタン側でのパレードや応援席が少し見えます。
タイ⇔ラオスで陸路超えを経験したことはあるけど、こんなにハッキリとした国境を見るのは初めて…
ゴールデンテンプル
入場無料。
シク教の総本山、金閣寺です。ヒンドゥー教の寺院と違って、とても静かでピースフルで美しかった!
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昼も夜もキレイ。
私はあまり寺とか興味ないのですが、この寺の周りをゆっくり歩いたり、木陰に座ってぼーっと黄金寺院を眺めているだけで、なんとなく楽しめました。
参拝に来て心が穏やかになっているのか、ターバンの方々が、本当に好意で説明してくれたり(どこぞのインド人と違ってガイド料や見返りを求めてこない)、にこやかに写真に応じてくれたり、優しかった。
寺の入り口付近に店が沢山でているので、お土産を買うならここがおすすめ。
私はマグネットをひとつ50ルピー(約90円)で買いました。
(会社のデスクに並べて貼ってニヤニヤするため、旅行先でよく記念マグネットを買います。)
寺の敷地内には、外国人でも誰でも無料でごはんを頂くことができる食堂もあります。
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寺の中は頭を覆わなきゃいけないので、スカーフを忘れないでください。
(何も無くても、付近で安売りしていたりレンタルがあるから大丈夫)
それから、寺の敷地に入る時に靴を預けて足を洗わなければならないので、黒タイツを履いていくと面倒なことに!
ジャリアーンワーラー庭園
入場無料。
ゴールデンテンプルのすぐそばにあります。
インドがイギリス植民地だった頃、インド人がこの庭園で集会を開いていたところを突然イギリス兵が無差別発砲の大虐殺を行った庭園(1500人以上犠牲になったと言われている)。
↓この動画は、この話を元に作られた映画の一部映像です。
(ショッキングな銃殺シーンがあります)
記念碑が立っているだけののどかな庭園ですが…
塀に残った銃弾のあとや、逃げ場を失った人たちが次々飛び込んだと言われる大きな井戸は、当時の悲惨な光景を想像しながら眺めると、なかなか生々しい。
その時の様子が描かれた大きな絵や、旦那を亡くした奥さんの手記などが飾られているミニ展示室は見る価値ありです。
アムリトサルの見所は、この3つしかない(たぶん)。
1泊2日でそれなりにのんびりできて良かったです。
デリー行きの最終フライトが19時なので、日帰りはちょっと厳しいかな。。
※2023年更新: 21時、23時発のフライトもあるようなので、忙しい人は日帰りでワガ国境のパレード見学もできちゃう!
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↑黄金寺院近くのレストランで食べたアムリトサル料理?パンジャーブ料理?
カレーはとても旨味のある、美味しい味付け!
ホテルは、ゴールデンテンプル近くのCity Heartというところに泊まりました。
部屋も朝食も、まあまあ。Wifiは弱め。。
繁華街の中なので、色々なお店が周りにあって便利。でした。
おわり
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